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河口湖自動車博物館 前編

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 毎年8月だけという短い期間のみ営業している河口湖自動車博物館へ行ってきました!世界各国の希少なビンテージカーを中心としたクルマを思う存分見てくることができました。写真たっぷりなため、前後編に分けてざざっとご紹介します。前編では屋外展示とホールAの展示です。


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 ロケーションは河口湖のはずれ、ゴルフ場や別荘が立ち並ぶ涼しい森の中にあります。開館一番に入ってやろうと思い(実現しましたがw)早めに家を出たら道が思いの外空いており一時間ほど早く来てしまったため、駐車場の屋外展示物を見たりして時間を潰していました。

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 はじめに目についたこの巨大な飛行機は、第2次世界大戦の直前にアメリカによって開発された輸送機、C46カーチスです。史上最大のピストンエンジン双発機なんだとか…。WW2でも活躍していた機体で、こちらは戦後に航空自衛隊に供与され、使用されていたもののようです。

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 その両脇にはトヨタと日産の旧い消防車が置いてありました。草ヒロ同然ですが、カーチスの在りし日を想像するのにうってつけの引き立て役になっていると思います。

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 こちらも朽ちかけている90'sカーたち。今ではもう走っているのをめったに見なくなったクルマばかりですね。あとで分かったことですがシビエのフォグランプを博物館が推していた時期があったみたいでこれらはその名残のようです。ライトの実演用と思しきフロントマスクが2つ転がっていますが、これは何のクルマだったんだろう・・・。

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 鬱蒼とした藪のなかに佇んでいる1924年製のドイツ コペル社製蒸気機関車。小ぶりな車体に鋼鉄感満載な造りがはるか遠い昔の生活を思い起こさせます。ちなみにココはポケストップと化していますw 外のものはわりとみんな苔まみれで大丈夫かよと思ってしまいます(´・ω・`)

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 こちらは結構綺麗だったシトロエン2CVのバン(レア!)と、いすゞのボンネットバス。

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 一番乗りで入館です。現地入りしてはじめて知ったのですが、館内の撮影は携帯電話のカメラのみが可能で、タブレットやカメラは持ち込み禁止となっています。撮影マナーの悪い人が目立ったせいでこうなってしまったそうですが、せっかくの希少なクルマをカメラで撮影できないのは残念な限りです。物事には何にでもマナーというものがあります。他人に迷惑をかけることのないよう気をつけていきたいところです。ということでここからはiPhoneカメラでの撮影です。

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 自動車の博物館ということで入ってすぐに迎えてくれるのは黎明期の乗り物たち。日本の籠や人力車、さらにはオーディナリー型自転車もある中、こちらはなんと世界初の自動車であるベンツの三輪車です!右は一般向けに市販されたベンツの自動車。この地点でもうスゴいです…。

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 20世紀初頭のプジョーたち。黄色のものは大衆向けモデル。小さくて愛らしい車体が可愛い♪

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 奥のこちらは4気筒のブガッティ T13 Brescia。1919年製の小型モデルです。

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 同時期のアメリカンモーターたち。すでにこの頃からアメ車は大きいです・・・w

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 真っ赤なバイクは「世界最速のインディアン」でも知られるインディアン・スカウト。エンジンが数種類あるなかでこちらは一番の小型モデルだそうですが、スカウトはストライクウィッチーズのシャーリーさんが乗ってたという設定もあるのでじっくり見てしまいました。クルマがいかにもアンティーク調だった20世紀初頭でも、バイクはすでに現代の形とほとんど変わりませんねぇ。

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 これは大正時代に日本に1,000台ほど輸入されて市民の足になっていたという「円太郎バス」です。T型フォードのトラックモデルがベースになっているのだとか。二次大戦で日本は大荒れだったのによく残ってたなと感心してしまいます。それを抜きにしても100年前後過去の乗り物たちをこうして綺麗な状態で今でも目にすることができるのはまさに奇跡だと思います。

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 輝く戦前のクルマたち。当時ものなのでしょうか、モービルガスの給油機がいい味出してます。

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 サイドカーのダグラスとローバーは今やメーカーがどちらも存在していません。ミニで有名なローバーはわりと最近までクルマを作っていましたが、バイクを作っていたのは戦前のごく短い期間だけです。全く知りませんでした・・・@@;

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 オープンカーのランチア・ラムダはV4エンジンで最高時速100km/hオーバーを誇る傑作スポーツカー。今や当たり前となっているモノコックフレームを世界で初めて採用した自動車です。当時から日本人が所有していたもののようで黒長の「兵」ナンバーがついています。

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 黒・青のオースチン・セブンは英国製の小型車で、戦前の日本で最も多く走っていたクルマなのだそう。青いものはシャシとエンジンを輸入し、ボディを国産であつらえた個体です。

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 MG製の自動車が戦前に日本に輸入されたのはごくわずか。そのうちの2台が館内に揃っているってスゴいですよね。氏族であった小早川氏がまだ日本に車が全然走っていない時代に海外でモータースポーツに触れ、どっぷりクルマにハマってレーサーを持ち帰ってきたものなのだそう。国内では見世物や戦後のオートレースで使われ、いつしか忘れ去られていたものを近年になってレストアした個体です。日本のモータースポーツの貴重な立役者とも言えるべき存在。

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 モーガン・スーパースポーツやシトロエン・トラクシオン・アバンなどといった戦前の名車。二枚目の手前のライトブルーの車はランチアだったかな?角のとれた流線型の車体がキレイです。

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 レストア風景のような展示になっているオースチン・セブン。フレームをみる限りでは事故車のようです…w 人力で抱えられそうなほどの小さなエンジンやその他の部品を見ることができる上、修理道具などの小物類も昔風なので中々雰囲気が良いです。

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 手前はなんとワンオーナー車!松平公爵の所有していた1937年式フォード・コンバーチブル・セダンです。ラジオアンテナや異型ヘッドライトが備わり、自動車デザインの大きな転換点となった第二次大戦の直前においてもかなり洗練されたクルマだったのだろうと思います。

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 戦争が近づくこの頃、メルセデスベンツ・770Kはナチスドイツの公用車となっていました。セダンボディのものが昭和天皇の御料車としても使われてました。堂々とした貫禄の3トン近い車重をスーパーチャージドエンジンで170km/hまで加速させる、この時代の超高性能高級車です。

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 細いワイヤーで繋ぎ止められた外板が印象的なブガッティ。巨大なエンジンは一体・・・?

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 ブガッティ・タイプ57 アトランティーク。GTA5に出てくる最高級車のアレです@@; 第二次大戦前における世界でもっとも美しいクルマというのも納得の美しさです。まさかコレをお目にかかれるとは・・・。中央を繋ぎ止めるリベットの合わせ面が異端のボディです。

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 手前は1947年にアルファロメオより発表された試作車。エンジンやフレームは戦前のものを使っているそう。従来の大きなフェンダー+丸目のヘッドライトという常識を覆し、40年代ながらもすでに現代のクルマと比べても遜色のないデザインに飛躍を遂げました。逆に奥は駐日英国大使が使用していたという50年代のロールスロイス。古典的で威厳のあるスタイリングです。

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 こちらのバイクはヴィンセント・ブラックシャドウ。戦後間もないころにこのモデルは生まれ、市販車ながらも最高速度200キロを叩き出す、いわば当時のスーパースポーツです。

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 戦前の日本では・・・フォードやシボレーといったアメリカ車のノックダウン生産から始まり、サイドカーにおいてもノックダウンから制作を学ぶことで成長をしていきました。左は国内ライセンス生産のハーレー。右はHDの完全国産化を視野に入れ立ち上げられた陸王です。奥の二台の車はオオタにより販売された市販車。ヨーロッパ車風の小さな車体がかわいい!30年代後半には数こそ少ないものの、国内メーカーによる国産車というものが出始めてきていたようです。

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 そんな黎明期の国産車の中でもとりわけ目立つ存在だったのがダットサンです。今でも日産として存在し続けていますね。当時は販促活動も盛んだったとか。同じ車種でクーペ、フェートン、ロードスター、セダンと4種類も揃っているのはココだけでは!?セダンはオーバークール防止用のラジエターカバーがついてます。エンジンの単体展示もありますが小さくてかわいいです。

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 車名のエンブレムだったり自動車クラブのバッヂなどが展示されています。「トヨペットクラウン」なんてのも…。他にブガッティのグッズも豊富で、あのグリルの形をした腕時計がカッコ良かったです。本国のオーナーズクラブの招待状のようなものもありました。よく集めたな…。

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 でたー!シビエのフォグランプ!!90年代の展示がそのまま忘れ去られているかのようです。箱で商品が山積みになっているのも展示されていました。リモコンで配線不要のやつは欲しいかも…。他には初代GTI CLUBや黎明期プリクラの筐体が調整中のまま置かれていました。

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 戦後の混乱期、物資の不足する中で文字通りボロボロになるまで使い込まれたダットサントラック。クルマは貴重だったのです。窓枠が木で出来てたり涙ぐましい努力の跡が見られます。

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 トラックの傍らに展示されていたおそらく戦後直後の東京・秋葉原の写真。ちょうど昨日、アキバに遊びに行ってたので感慨深いです。当時から電気街だったんですね。歴史あるんだなぁ。

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 ジープとシトロエン・Hバン。ジープは戦中のウィリスMBだとの説明書きでしたが車内のコーションプレート等が三菱製で日本語書きでした。戦後にノックダウン生産されてたものか、三菱ジープを改造したレプリカなのかもしれません。スト魔女の501メンバーおなじみの一台ですw

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 戦後のアメリカにおいて、アメリカ人たちにスポーツカーカルチャーを広めたと言われる英国MG製のライトウェイトスポーツカーたち。戦前設計の多い右端から段々と進化していきます。

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 まじって置かれていたサンビームは戦前(1939年)のものでした。バイクも英国産ってカッコいいですよね。ビッグシングル!サイドに見えるオイルタンクの最低残量を示す目盛り&警告文の表示は戦後のトライアンフ等でもスタンダードに。Wに乗っている頃にマネしたかったなぁ。

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 60年代の空冷ビートルが、ボディとフレームをセパレートして展示されています。シンプルな構造だなぁ…。基本設計が戦前からほとんど変わらず作られ続けてきたという面で最近タイプ1も気になっています。貯金と信用が溜まったらいつかはキューベルワーゲンのレプリカも…w

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 ポルシェ356A、メルセデスベンツ300SL、BMW502。どれも稀少で高級・高性能なドイツ車です。502(オールアルミエンジンで当時の最速サルーン!)は生まれて初めて見ました…。

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 WW2前後の日本の自動車関連書籍などの展示。のりもの図鑑の説明文の口調がなんだかこの頃らしい感じで笑ってしまいますw 次回はホールBのクルマ達、そして飛行館のゼロ戦!


 後編へ続く。

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