PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

河口湖自動車博物館 後編

s-写真 2016-08-11 10 30 43_Fotor
 今回は戦後のクルマたちが展示されているホールBと、ゼロ戦をはじめとした旧日本軍の航空機を見ることのできる飛行館の紹介です。戦前車が中心の前編はこちらからどうぞ。


s-写真 2016-08-11 10 31 58
 徹底した合理化主義が当時は支持を得られずに短命に終わってしまった初期の軽自動車、フライングフェザーのレーサー!Mk3と呼ばれるこの個体は流麗なアルミボディを採用、リアにスバル360のエンジンを搭載しています。バイクのような細いタイヤが“らしさ”を残しています。

s-写真 2016-08-11 10 32 38
 三丁目の夕日を思わせるような戦後日本の大衆車たち。マイカーがより多くの人達にとって現実的なものになってきた、夢のある時代の活力を感じます。バイクはたしかBSA製でした。

s-写真 2016-08-11 10 32 57
s-写真 2016-08-11 10 36 38
s-写真 2016-08-11 10 37 34
 赤い跳ね馬、クラシックフェラーリたち。同時期の日本車と比べてしまうとやはりとても洗練されていて良い意味でも悪い意味でもため息が出てしまいますw 512BBは実物を見て、そのバランスがとれた美しいデザインに初めて目を奪われました。そして未だに人気の高いF50も…!こちらは塗装越しにカーボンの網目が見られて、限定車らしい特別な雰囲気が色濃いです。

s-写真 2016-08-11 10 34 55
s-写真 2016-08-11 10 35 56
 ドイツのバブルカー「ハインケル」や未だに現行のイタリア三輪車「ピアジオ・アペ」、そしてイギリスのミニシリーズたち。トライアンフ・ボンネビルとモーリスクーパーの組み合わせがカッコよすぎてシビれます。いつかガレージに並べて置いてみたい夢の組み合わせですね(*´Д`)

s-写真 2016-08-11 12 38 15
 フレンチ一派。戦後型のトラクシオン・アバンと、モータースポーツで有名なアルピーヌA110、そして奥の2CV・・・。この2CVはサハラというド変態グレードで、なんと前後にそれぞれエンジンを搭載しており前輪駆動、後輪駆動、そして四輪駆動を自在に切り替えることができるというスゴいやつです。量産車としては唯一のツインエンジン車としてものすごく貴重な一台です。

s-写真 2016-08-11 10 38 04
 フランス車が変態と呼ばれる原因にトドメを刺すような二台。左はとても50年代のクルマとは思えないシトロエン・DSブレーク。世界でも指折りの美しさを持つワゴン車といわれるのも納得のスタイリングです。右は同じくシトロエンのSM。70年代のクルマで従来の油圧式サスペンションに加えて可動式ヘッドライトなどのオーバーテクノロジーな機能がてんこ盛りになった一台。

s-写真 2016-08-11 10 38 19
 オルタネーターやスターターモーターがなぜか諸元表と一緒に展示されているショーケース。誰が得をするんだという感じですがこれで興奮する御仁がゼロではないことから未だに展示されているんでしょう(ぇ

s-写真 2016-08-11 10 39 24
 世界初のミニバンであるフィアット・ムルティプラ(600cc強のエンジンに軽自動車のようなミニマムな車体で6人乗り!オシャレな軽箱のようです)、さらには日本で初めて輸入され六本木の中華レストランのオーナーが所有していた個体だというフェラーリ、そしてランチア・フルビア。

s-写真 2016-08-11 10 39 54
s-写真 2016-08-11 10 42 05
 オースチン、トライアンフ、ホンダ、ダットサンと国内外のオープン2シータースポーツカーたち。こういう愛嬌のある見た目のオープンカーってサイコーです。昔乗ってたカプチーノと少し似たようなエッセンスを感じます。ひっそり見えるバイクは3気筒のトライアンフ・トライデント。

s-写真 2016-08-11 10 41 19
s-写真 2016-08-11 10 42 22
 ランチア・ラリーやF40といったスポーツカーの頂点とも言えるモデルから、マセラティのサルーン、MVアグスタにモトグッチのバイクまでイタリアの激レアでおもしろい乗り物たち。曲線のみで構成されたというアルファロメオはレトロフューチャーなロケットのような一台です。

s-写真 2016-08-11 10 43 57
s-写真 2016-08-11 10 44 19
 誰でも一度は見たことがあるであろうランボルギーニ・カウンタックと・・・チゼータV16T!!チゼータは総生産台数15台、日本には2台だけあるうちの一台です。16気筒のバケモノエンジンを積む、超弩級クラスのスーパーカーです。実物を見れてなんだかクラクラしました。秋葉原に黒のチゼータが出現するという噂もあるらしいですが・・・。あと調べると現在はアメリカで新規の受注生産に対応しているのだとか。時代を超えてなお色褪せない強烈な魅力を持つ、謎多きクルマです。

s-写真 2016-08-11 12 52 40
 世界最大の前輪駆動車である70年代のキャデラック・エルドラドです。エッって感じでしたが8.2Lの巨大なV8エンジンを積み、スピードボートのような流麗さと厳しさを兼ね備えた、それでいてFF車というまさにアメリカにしか作れない高級車です。その古さを感じさせない造形美よ!

 最初に一通り写真を取ったあとに場内を三周ほど、グルグルとゆっくり見て回りました。朝からそれほど人は多くなく場内はとても落ち着いて、時にはホールをほとんど独り占めできるような形でじっくりクルマを楽しむことができました♪

 ただ場内には自販機等が無く、エントランスのカフェはずっと営業していないようで、さらには再入場も不可となっているためお昼ごはんを我慢してじっくり見てました。さすがに暑くて水分補給もしたくなってきたので14時をすぎたくらいに一区切りつけることに。受付のおばちゃんに話したら水とチョコをくれたのでそのおかげで昼過ぎまで心置きなく見ることができましたが・・・w(おばちゃん本当にありがとう!) というわけで事前にゴハンや十分な水分補給を済ませてくるのがベストです。最寄りのコンビニ・レストランまではクルマで10分ほどかかりました。

s-写真 2016-08-11 15 16 26
s-写真 2016-08-11 15 20 26
 別館のハンガーは飛行館となっており、ゼロ戦の特別展示がされているということでゴハンの後に再び戻り、今度はこちらに入ってみました。入場料は別途発生し、こちらも撮影は携帯カメラのみOKとなっています。まず迎えてくれるのは今にも飛び立ちそうな最初期型のゼロ戦!

s-写真 2016-08-11 14 44 47
s-写真 2016-08-11 14 46 12
s-写真 2016-08-11 14 46 44
 入念にレストアされた機体は70年以上の時の流れさえ疑ってしまうような美しさです。この最初期型はゼロ戦の中でも最も性能が良かったとされるもので、世界各国の当時の戦闘機の中では抜きん出た高性能を発揮し、畏怖の対象となっていたのだそうです。グレーの塗装は雲の中に溶け込んで索敵されにくいように施された物。黄色と水色の差し色が絶妙で芸術的です。

s-写真 2016-08-11 14 40 53
s-写真 2016-08-11 14 47 06
s-写真 2016-08-11 14 45 13
 “隼”の残骸を集めて復元途中のものや、ラバウル基地の飛行場を再現したジオラマ、さらにはWW2以外でライト兄弟の飛行機のレプリカなんてものまであります。

s-写真 2016-08-11 14 50 22
s-写真 2016-08-11 14 42 58
s-写真 2016-08-11 14 53 48
 巨大な機体は鋭意復元中の一式陸上攻撃機。日の丸の中心が丸型のハッチになっているのがなんだか洒落てます。搭載されている機銃は当時の日本人の体格が小さかったためでしょうか、ビックリするほど小ぶりです。ちなみにこの“ベティーボマー”は完全な個体がすでに存在していないようです。

s-写真 2016-08-11 14 48 04
 悲劇の特攻専用ジェット推進式グライダー「桜花」です。なんつー素晴らしいネーミングだ!名前を考えた奴はどうかしてる!とアイロニーの効いた説明文が貼りだされていました。今だからこそジョークになり、純粋な機械遺産として目の当たりにすることができますが、コレに乗らなければいけなかった時代に生まれなくて本当に良かったと思います。機首に爆薬満載ですから。

s-写真 2016-08-11 14 50 05
s-写真 2016-08-11 14 51 27
s-写真 2016-08-11 14 52 32
 艦載性を高めるために翼を切り詰め、ジャングル戦に備えて緑色のペイントを纏うなどの改良がされた後期型のゼロ戦。こちらも今にも飛び立ちそうなオーラをまとっています。現存する機体がただでさえ貴重なゼロ戦を、前期・後期と一緒に見ることができるなんて…!必見です。

s-写真 2016-08-11 14 55 29
s-写真 2016-08-11 14 59 16
s-写真 2016-08-11 14 55 12
 エンジンや機体の残骸や、当時のプロパガンダポスターなどといった貴重な資料も豊富です。

s-写真 2016-08-11 14 57 38
 1934年から生産されていたという日本海軍の93式中間練習機。この複葉機で教習を受けることによって、ゼロ戦などを高度に操ることのできる、優れた技術を持つパイロットを多数輩出したのだそうです。

s-写真 2016-08-11 14 58 29
 大空のサムライと呼ばれたエースパイロット、坂井三郎中尉。スト魔女の坂本さんの元ネタ!

s-写真 2016-08-11 15 00 39
s-写真 2016-08-11 15 01 50
s-写真 2016-08-11 15 04 39
 赤城・大和の模型、当時使われていた電信機やガンカメラ、計器類、さらにはこれらにまつわるグッズの展示。金色の文字が彫り込まれた鉛筆なんかは現在とまったく変わってません。

s-写真 2016-08-11 15 34 05
 ストライクウィッチーズ劇中で坂本さんが使っていたストップウォッチ(懐中時計?)が、この海軍航空隊のものと同じ型だったような気がします・・・。またアニメを見なおさないと。

s-写真 2016-08-11 15 47 49
 米国による太平洋戦争の開戦と終戦を伝える新聞記事。赤文字のPEACEが感慨深い。

s-写真 2016-08-11 14 45 02
s-写真 2016-08-11 15 09 54
s-写真 2016-08-11 15 08 47
 航空機用エンジンは残骸だけでなく、レストアの施された物まで揃っています。クルマの性能がまだまだ低かったこの時代においても、必要は発明の母といいますか、飛行機エンジンの諸元や内容には目を見張るものがあります。巨大なスーパーチャージャーやキャブレターがクルマのそれとは違ったスケールで、そんな点からもレシプロ機って面白いなぁと思わされました。

s-写真 2016-08-11 15 50 28
 結局この飛行館には閉館の10分前までじっくり居座り、こちらも心ゆくまで何周も何周もして、貴重な展示を目に焼き付けることができました。少しでも飛行機に興味のある方は絶対に飛行館のほうにも足を運んでみてください。自動車館とも合わせて非常に濃い一日を過ごすことができました。どちらの展示もざっと見るだけなら1時間ちょっとでも可能な規模なので、富士五湖めぐりをする際についでに・・・という方にもオススメです。開館は8月中の間のみなのでぜひ!

広告

| クルマネタ | 23:22 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT














TRACKBACK URL

http://safehouse2.blog82.fc2.com/tb.php/1817-d93df009

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT