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初代フィット試乗記

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久しぶりの代車インプレです!ひょんなことから初代フィットの1,300ccモデルを借りることができたので一日乗り回してみました。発売当時に33年間販売台数トップにいたカローラシリーズを単独車種で引きずり下ろすという偉業を成し遂げたコンパクトカーということで期待です。


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こちらのフィットは前輪駆動、1.3Lの一番基本的なモデルのGD1です。2005年式でいわゆる中期型です。初期型のマイナーチェンジ版で外装の小変更やグレード整理が行われました。

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エンジンルームのネームプレートにグレードが書かれており、この個体はベースグレードの一個上、売れ筋グレードの1.3Aでした。新車時の車両本体価格はおよそ120万円です。安い!

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LEDウィンカー付き電動格納ミラーやプライバシーガラス、アレルフリー脱臭フィルター、マイクロアンテナといった装備もついているので当時のHPから察するにFパッケージ付きのようです。

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車体色のビビッドブルー・パール、いい色ですね♪ ミラーの付け根辺りの塗装が浮いてきてしまってますが。10年落ちの中古ということで所々ボコボコですがそこはご愛嬌です(;´Д`)

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リアスポイラーはオプションでしょう。数の多い初代フィットですがコレがあると良いアクセントになります。この初代、エンブレムの「i」のマルが赤色だと1.3Lモデル、青なら1.5Lモデルです。

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初代FITは通常トランクの下に設置する燃料タンクを薄型化して運転席の下辺りに設置した「センタータンクレイアウト」を初めて採用し、車両サイズに対する居住性を大幅に向上させました。
具体的には車内の低床化、後部座席のレッグスペース拡大、荷室拡大などを実現しました。

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そのため他メーカーの同クラスの車と比べると室内の過ごしやすさや使い勝手が段違いです。
今やホンダ車の特徴ともなっているセンタータンクですが、低重心化などの様々な恩恵があり、それを可能としたフィットのプラットフォームは他車種(自分のFN2も!)に多く流用されました。

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オプション設定のあったHIDヘッドライトと電動格納式コーナーポール。ポールはエンジンOFFでも自動的に格納され、動作も素早いので気に入りました。ボンネットがストンと落ち込むデザインのため運転席からだと先端が見えないんですよね。あると非常に嬉しい装備だと思います。

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LEDのテールランプは中期型だと全タイプに標準装備となりました。見栄えが良いですし何より球切れの心配をする必要が減るのでここもナイスです。1.5モデルと1.3Sはスモークテール。

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シンプルで機能的な運転席まわり。小さな車体に大きな車内空間をと腐心した結果か、初代はグローブボックスが小さめなのが気になりますが他に不満点は見当たりません。インパネ下の運転席から助手席まで続くアンダーポケットはVWビートル タイプ1の網棚を彷彿とさせます。

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白地でスポーティーな三眼メーター。シビックのデジタルスピードメーターに慣れた身にとって、針で動くのっていいなぁと再認識。直感的に速度がわかりやすいですしね。レッドゾーンは低めの6,000rpmから。ブンブン吹かしてみるとエンジンのレスポンスが良くて驚きました。停車時は5,000rpmでレブリミッターがかかります。走行距離は8万km手前。まだまだいけそうです。

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純正オプションのHDDナビがついていました。流石に10年以上も前のものになると使い勝手に古さを感じてしまいます。VICSで渋滞情報を定期的に拾ってくれるのは嬉しいのですがタッチパネルの一部が反応しなくなっていてお知らせウィンドウを消すことができなかったりしました。

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エアコンは今時オートやデュアルなど色々ありますが、昔ながらのマニュアルA/Cで正直充分だと自分は思っています。ダイヤル部を三連で吊り下げるようなデザインも素敵だと思います。

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シフトレバーは少し大柄でカチカチと節度の良い操作感です。各モードの切り替えはラグをほとんど感じさせず好印象!CVTはクルマ好き的視点から見た一般論ではあまり印象の良くないものですがフィットはキビキビ走ってくれ、年相応の滑りを感じることも無かったです。フィット登場時はまだCVTが普及しきっていない時代でした。完成度の高いCVTを搭載して燃費や快適性をも向上させたことも、この車が売れた理由の一つなのでしょう。ただクリープ現象がほとんど無く坂道発進では後ろに下がることがあったのと、エンジンブレーキがLでも気持ち弱めでした。

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前席はセミバケットシートとなっており、コシがしっかりしていて硬めのシートです。長距離運転でも体を適切に支えてくれる頼もしさがあります。年式・距離にしては座面のヘタりがほぼ見られなかったのも物が良い証拠…?回転式のダイヤルは無段階調整できるハイトアジャスター。

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後席はシートカバーがついてしまっていますが、センタータンクレイアウトのお陰で足元が広々としており居住性良好です。定員は5名ですが、4人までなら大人が快適に移動できるでしょう。

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シートのチップアップ機構が使えるというのも大きな利点です。ワンタッチで跳ね上げて背の高い物などを、横のドアから楽々と積み込むことができます。ちなみにリアシートは6:4分割式。

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定員乗車時のラゲッジルーム。このクラスでは結構頑張っているほうではないでしょうか。わずかにですが2段階くらいのリアシートリクライニングにも対応しているので細かな調整も可能。

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シートをダイブダウンさせるとフルフラットに!ヘッドレストを取り外す必要があるのと、前席の位置によってはほんの少しだけ前にスライドさせなければいけませんが快適性が損なわれるほどではありませんでした。今のコンパクトカーは利便性や後席の使用頻度が低いということを考慮して、ヘッドレストをつけたまま倒せる形状のものを採用していることが多いので逆にここまでしっかりした後席用ヘッドレストは久々に見ました。人数を乗せる機会の多い方にとっては多少面倒でもこっちのほうが良いのかも。荷室の広さは流石一流です。趣味に仕事に捗りそうです。

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荷室下のスペース。燃料タンクがここに無いことから今のホンダ車では収納になっていることが多いですが、この時代はパンク修理キットよりもテンパータイヤを装備するほうが一般的だったためここはタイヤのスペースに。テンパータイヤのほとんどが生涯使われずに捨てられる事や、年々厳しくなる燃費問題に対応するための軽量化施策としてパンク修理キットが主流となってきましたが、タイヤがバーストした時などのケースを考えるとスペアがあるほうが安心ですね。

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普段履きのタイヤは175/65R14のエコタイヤで、スチールホイール+キャップでした。このクラスだとタイヤもホイールもかなり安く揃えることができるのでそうした面から見てもコスパ高し。

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L13A、i-DSI(ツインプラグ)エンジンです。1,300ccといいますが厳密には1,339ccだったりします。2バルブSOHCのロングストロークな4気筒といった諸元だけを見ると古典的ですが、環境への対応とドライバビリティの向上の為惜しみない努力がつぎ込まれているそうですよ。スペックは馬力が86PS/5,700rpm、トルクが12.1kgm/2,800rpmです。決して速いとはいい難いですが低中速域がトルクフルで町中ではキビキビと運転することができました。上り坂の追い越しなんかでは全然速度が伸びてくれなかったので感覚的には軽ターボのちょっと強い版のような印象でしたw ガサツな振動など多少はありますが不快な音はほぼ無く、静かに快適にドライブすることができました。燃費に関しては今回は計測しなかったので不明です。祖母がFIT出たての頃に一台買いましたが10km/Lほどしか走らず、ピラーが太くて運転しづらいからとすぐに手放してしまったのは覚えています。流石にそこまで燃費は悪くないと思いますが・・・w

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本当は高速道路なんかも走ってみたかったのですがタイミングがあわず下道オンリーで。日本の道は5ナンバー規格に合わせて作られているから5ナンバー車こそが最適なのでは、と自分も思っていますがフィットのような5ナンバーコンパクトは本当に取り回しがしやすく、どんな道でも運転しやすい車でした。AピラーとCピラーが確かに太めですが慣れてしまえばこんなものかなと思います。CVTでの駆動は目を三角にして飛ばさない限り、快適で安楽椅子のようでした。効率的に車を駆れている感じがあります。ステアリングの中立付近の遊びが大きくダルだったりと趣味グルマとしては正直微妙な感じでしたが、それらはゆったり落ち着いて運転できる乗り味の裏返しです。日々の道具としてみれば中古も底値ですし、初代フィットはかなり良い選択肢になりうると思います。1.3でも必要十分と言った感じに運用できます。自分が選ぶとしたらデザイン面で2代目、そして趣味的目線が入るとパワーがやっぱり物足りないため1.5かなと思いますが。普段が3ナン車か軽なので、今回のFITはもっと乗っていたい面白さ・快適さがありました。


☆おまけ☆
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前回に触れていた森の駅富士山にフィットで行ってきました。天気がよく麓からは富士山がよく見えたのでチャンス!と思っていたのですが残念ながら間近では雲に覆われ見ることができず。レストランで富士山マグマカレーを頼んで代わりに写真を撮ってきましたw トマトシチューのような見た目と風味でおいしいですが、大盛りを頼んだのに量が少なかったです。゚(゚´ω`゚)゚。 
まぁ道の駅というよりはオシャレな喫茶店でゴハンたべたくらいに思っておくか…。おみやげコーナーの信玄餅クレープはとてつもなく美味しいのでマストバイです。冷凍なので表皮が完全に溶けてからが食べ頃です。2Fの展望席は飲食禁止でしたがエレベーターや階段から自由に立ち入ることができ、団体客のレストラン予約ではそちらも食事で利用できるそうです。富士山を間近に見るのは完全に運ゲーですが、綺麗に晴れたら是非2Fから富士山を見てみてください。
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| クルマネタ | 23:59 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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