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1930年代のチャンピオンプラグ ブリキ缶

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今月のエコパの部品交換会で手に入れたヴィンテージグッズです!戦前の自動車関連用品ということでつい買ってしまいました。アメリカのスパークプラグ“CHAMPION”の携行缶です。


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チャンピオンは1907年の創業以来、100年以上もスパークプラグを作り続けているメーカーです。かのT型フォードに採用されてから現在まで各国の自動車メーカー標準プラグとしても採用されおり、乗用車の誕生と共に歴史を歩み続けている会社と言っても過言ではない存在です。

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自動車の信頼性がまだ今ほど高くなかった戦前期においては、エンジントラブルに備えて予備のスパークプラグは車載品として必須だったのだそうです。この携行缶、"サービスキット”にはかつて4本のチャンピオンプラグが入っており、いざという時の頼りになる存在となっていました。

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缶の表記によると、高品質を標榜するチャンピオンプラグは自社製品のもたらす経済性、高耐久性、パワーアップと始動性向上をウリにしていました。基本的構造が変わっていないので当たり前かもしれませんが、現在のプラグの売り文句と全く変わっていないのがおもしろい所です。

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保証内容は『満足出来なかったら修理か交換に応じます』。自信満々ですねw 今の息苦しい世の中で大量生産の消耗品なんかにはとても書けない文句が、おおらかな時代の名残りを感じさせてくれます。ちなみに日本での現在のチャンピオンプラグの評判を調べてみると…(;´Д`)

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サビやヤレはありますが、蓋の開閉はしっかり可能でプリントの状態が非常に良く残ってくれています。80年以上も昔、これはどこでどんな人が、どんなクルマに使ったのでしょうかねぇ・・・。

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 ここで奨励されているスパークプラグの交換時期は1年。現在はイリジウムなら10万キロ前後持つと言われていますから、なんだかんだで技術は進歩しているんですね(当たり前か)。『良いパーツを使うことによってクルマの性能が良くなり、燃費も良くなり、それによって節約できた金額で結果的にパーツのコストは回収できる上、その先のリペアコストが高くつく致命的な故障も防ぐことができます。』とありますが、これは現在のクルマのどの消耗品類にもわりと的確に通用する良いアドバイスだと思います。乗り物を大事に維持するには安かろう悪かろうではなく、信頼できるきちんとしたモノを使っていこうと、大昔のプラグ缶が改めて気付かせてくれます。

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継ぎ目の折り返しの処理など、手に取りディテールを見ているだけでもかなり楽しめます。扱いを粗雑にすると手を切りそうな造りですし、ただでさえ古いので大事に大事に触っていますが(ぇ

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同時期のカリフォルニアナンバーと一緒に。スト魔女のシャーリーを少し意識してます(ぁ


☆おまけ☆
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 コンビニの駐車場で朽ちかけていた「フォーエバー」なる折りたたみ自転車。その“永遠”は短すぎやしねぇか!?なんてセルフツッコミを入れながら撮りましたが、この諸行無常の世の中、古いものは淘汰され新しいものに移り変わっていく、そんな当たり前の事が少し悲しく感じるようになってきたお年頃です。古いものはちょこちょこ集めていますがそれらが今に至るまで形を留め、手元にこうしてたどり着くのはある意味奇跡めいてものすごくありがたいことだと思っています。軽いノリで始めた戦前品収集ですが、後世にも残すくらいの気持ちで続けていきたいです。
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