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1941年式ナックルヘッド

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ふらりと出かけた宮ヶ瀬ですごいお宝バイクに出会いました。戦前のハーレーダビッドソン・ナックルヘッドです。オーナーさんに色んなお話を聞くことができたので写真と交えて紹介します。


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 モデル名を聞きそびれてしまったのですが恐らくFLです。1941年製で、アメリカでショーカーとして展示されていた来歴があるそうです。向こうのショーカーは動かすことを前提としていないため、日本に持ち帰ってきてからフルオーバーホールを施したそう。車検を取ってきた帰り道ということで、万全に整えられたコンディションがまるで新車のような美しさを醸し出しています。

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 拳のような形のエンジンヘッドカバーから“ナックルヘッド”と呼ばれるこのハーレーは主に戦前期を代表するものです。50馬力近いハイパワーを誇り、現代の道路事情でも不自由なく走ることができます。76年も前のバイクですが、オーナーさんはきちんと全て仕上げたお陰で今まで所有していて走行不能に陥るようなトラブルが起きたことは一度もないとおっしゃっていました。

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 低く構えたスタイルにVツインエンジンと、現在のハーレーも殆ど同じ構成ではありますが(伝統を守り続けている、素晴らしいことだと思います)。ボディは鋼鉄で出来ておりまさに鉄馬といった貫禄。スプリンガーフォークは現在のカスタムバイクでも見ることができますが、ハンドチェンジと手動進角は戦前バイクならではの装備。特に左スロットルをひねって操作する進角は慣れれば全く問題なく運転できる上、クルーズ時の鼓動感を操作することができて非常に面白いものなのだそう!自動進角に変えるオーナーは多いそうですが、せっかくの装備をもったいないと言われていました。その内マニュアル車もこんなロストテクノロジーになるのかなぁ…。

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 戦前の純正スタイルの定番カスタム。リアフェンダーのビス穴にカラフルな装飾を施すのにも加えて、バッテリーケースの上に予備のプラグを差し込むというのも一つの手なのだとか。放熱フィンのついたクラシカルなスパークプラグがサドルシートの下に覗いて、なんとも言えぬ特別感を醸し出します。大昔のカスタム手法がこうして未だに当時のバイクで受け継がれているのは感動しますね。現代のプラスチック製の大量生産バイクが同様に70年以上経って残るとはとても思えません。一つ一つのモノが大事だった時代の手作りの“作品”をじっくり見ていくと、溶接のロウ付けなどの細部ひとつを取っても単なる古い乗り物以上に価値のあるものに思えました。

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 キック数発で素直に目覚め、心地よいVツインサウンドを響き渡らせてオーナーさんは帰って行かれました。こんなに古いバイクを完全な姿で、すぐ目の前に見れたのは非常に貴重な経験をさせて頂きました。オーナーさん曰くここ数年で旧車の相場が暴騰してきておりナックルも例外ではなく、欲しかったらなるべく早いうちに買ったほうが絶対にいいよ!とアドバイスしてくれました。また、こうしたヴィンテージハーレーはエボ→ショベル→パン…などと新しいものから順を追って所有していくと勝手が分かって良いのだそうです。憧れの戦前バイクの世界に心なしか少し近づけた気がしました。オーナーさん、色々教えて頂き本当にありがとうございました!!


☆おまけ☆
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帰りに寄った宮ヶ瀬湖畔園地。今まで数度来たくらいですが古き良き日本的な趣のある小観光地的スポットでかなりお気に入りです。湖や吊橋を一望できるところにあり、広場や公園などもあります。駐車場は通常有料ですが、この日の水曜日は無料開放されていてラッキーでした。

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そして野良猫がとっても人懐っこい!この子の他にも同じように撫でられてる子がいました。敷地内の旅館には看板犬の柴犬がいたりもするので、ドライブに加えて動物好きな方は是非!
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| 戦前のモノ | 22:33 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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