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フィンランド流旧車ライフシム My Summer Car

ゲーミングPCを買ってはや五か月、やっとこさでPCゲーの紹介です。主目的だったBeamNG.driveも購入済みなのですがさらに面白いゲームを見つけてしまったので・・・。
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アーリーアクセスの開発中ゲームということになってるのですが、現在Steamで販売されているマイサマーカー、略してMSCというゲームです。1995年の夏のフィンランドを舞台にプー太郎のクソ主人公が、バカンス旅行へと旅立った両親から宿題として突き付けられたバラバラの旧車と共に過ごす、フィンランド流・オープンワールド旧車ライフシミュレーター的な作品です。


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ゲームを開始すると冗長にも程があるようなオープニングの後、わずかな所持金と両親からの置手紙、そして文字通り全バラされたクルマが一台手元に…という状態でスタートします。この車“サツマ”は主人公がリアシートで産まれた、家族にとっては恐らくとても大事であったであろう車(70年代の日産チェリー2Drがモデル)です。「元に戻せなきゃ捨てるけど、戻して車検を取れるならお前にやる」ということでこの車の修理・維持がゲームのメインテーマになるのですが、親の帰ってくる期限は特にないようなので別に触らずに他のことをして遊んでいてもOKです。

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例えばエンジンはピストン、クランク、コンロッド…といったように一つ一つのかなり細かい部品から組み立てなくてはいけません。自分は整備士でもないし大丈夫かな…なんて思っていたのですが、部品の名称を聞いて大まかな姿形や位置がなんとなく思い浮かぶ程度の知識があれば大丈夫です。日本語Wikiのウォークスルーが大いに参考になりますし、YouTubeにも海外有志のハウツー動画がたくさんアップされています。何も参考にせずには…無理だと思いますw
とはいえトランスミッションや吸排気バルブ類、キャブ等は最初から形になってる状態だったので助かりました。(のちのちバルブクリアランスの調整や燃調取りが必要になったりしますが。)

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整備していても人間なら腹が減りますしトイレに行きたくもなります。ゲーム内でもそれは再現されており、適度に食事や給水、排泄、睡眠を行わなければ命を落とすことにもなりかねません。パラメーターを見つつ主人公の生命維持活動を手助けしてあげるのもプレイヤーの役目です。

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フィンランドの夏もやっぱり暑いのか、特にのどの渇きは早く現れます。それを解消する一番の手っ取り早い方法は…ビールを飲むこと!どこに行くにしてもビールケースは欠かせないアイテムになります。でも飲みすぎれば酔っぱらってフラフラになりますし、運転中に飲酒検問に捕まってアルコールが検出されると罰金を請求されます。飲酒運転だめ絶対!でもせざるを得ない事も多い上、やってるのがプレイヤーだけじゃない所も時代のおおらかさ(?)を感じます。

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食費や車の部品代、さらには家の電気代などを払い続けるためには働いて稼ぐことも必要に。定職についていない主人公なので気が向いたときにだけ好きな仕事をすれば大丈夫です。薪配達のための薪割りは、なんだか主人公自身も好きなことらしくストレス軽減効果もありますw
他にトイレの汲み取りの仕事がありますが結構生々しいです(;´д`) 浄化槽に落下して死ぬ危険性もある上、トラックの燃料費や汚水の処分料も馬鹿にならず、そして何より面倒です。全体的に移動が長かったりとゲーム上の生活自体に面倒は多いのですが、フィンランドのクソ田舎でクソ面倒な生活をして、飲まなきゃやってられねぇよ!!という人生を再現するのもこのゲームの意図の一つなんだとか…w あとは密造酒を作って売ったり、ラリーで入賞したり、宝くじの当選金を盗む(億単位・その代わり毎晩持ち主が殺そうとしてくる)という稼ぎ方もあります。

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人生こういうこともあるさ・・・w 別の車でけん引して引きずり出します。

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開発中ゲームということもあり、たまに意図しないグリッチで車がブッ飛んだりしてどうにもならなくなってしまう事も。トラック横転はそうそうない例ですが、まめなセーブは欠かせません。

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サツマは70年代の車としては少し珍しいFF車です。元ネタのチェリーもFFではありますが、旧ミニをレストアするような感じで接するとより身近に感じられるかもしれません。そうそう、ボルトのサイズはバラバラなので一々合うスパナを探さないといけません。ストイックなリアルさです。

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初プレイでは二日がかりでようやく一応の形にすることができました・・・!

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ブレーキフルード、エンジンオイル、クーラントを補充して・・・

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始動!!!苦労して組み上げた車がちゃんとかかるとかなりの達成感があります。

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ウキウキで走り出すと急に駆動が伝わらなくなり・・・なんか部品が落ちてるー!!orz

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念には念を入れたはずがドライブギアのボルトを締め忘れていただけで走行不能トラブルに…。

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修理して改めてドライブ。運転操作はチョーク、ウインカー、ラジオ、シートベルトなど結構細かいところも操作できて現実味があります。ガソリンを消費しますし、暖気しないとストールしやすかったりといったところまで再現されています。仕事で使う汲み取りトラックではトランスファー切り替えやデフロック、タイヤリフトも可能。そしてどれにも共通するのは事故ると死ぬということ!!多少の衝突なら大丈夫ですが、ハンドル操作や周りの交通(飲酒運転で突進してくる奴もいます)にはかなり気を使うことになります。特にパーマネントデスモードをONにしていると、死んだら今までのデータが全部消えて最初からになるのである意味マゾ向けゲーム・・・?w

サツマが直るまで仕事用のバンやトラックで主に移動することになるのですが、サツマはそれらよりも圧倒的に軽快でスピードも良く乗り運転がとても楽しいです。直して感動したあと乗ってさらに感動できて、一粒で二度おいしいですw この解放感は充分味わう価値があると思います。

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車検場に持ち込みました。ここで合格すればナンバーを交付してもらえます。

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初トライはタイヤで不合格にされましたw 最近のアップデートでタイヤ摩耗の概念が追加されたのでWikiの手順には載っていない箇所でした。順風満帆とはいかないなぁ…(これが人生?)

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カスタムショップにタイヤを持ち込んで新品に組み替えてもらいました。ここでは他にも破損パーツの修理やファイナルギア比の変更、エンジンチューンなどもやってもらうことができます。

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タイヤを変えてもう一度挑戦。晴れてナンバー交付を受け、ちゃんと走れるサツマにできました。

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組み立て途中にボコボコになってしまったサツマを板金に出すため、再びカスタムショップに預けます。店主のマッスルカーを代車として貸してもらえるのですが、代車のほうが良いクルマじゃんというのは現実世界でもよくある話ですねw ゲーム中で唯一のオートマ車(他に運転できるトラック、バン、ミニバイクなどは全てMT)で、ビートの効いたV8の排気音が心地良いです。
因みにサツマはぶつけるだけでなく、投げ捨てたビール瓶が当たる程度でもすぐに凹みます…。

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板金から戻り、これでレストア完成です!ちゃんと直したのにボディに錆が見られたりするのはこういうものらしい。サビをなくすMODもあるようなので気が向いたら導入してみようと思います。今のところはちゃんと走ってくれますが、ダメージの蓄積判定がパーツごとに存在しているらしくこれからちょこちょこと色んな所が壊れて再び手をかけなければいけなくなるらしいです。
修理屋はパーツを分解して単品で持っていかないと修理をしてくれないので、故障個所の特定や分解といった知識も必要になりますし、ほんとに面倒な(でも楽しい)旧車ライフを楽しむことができそうです。一台の車にここまで手間暇かけるゲームもそうそう無いのでは?と思います。

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直した車はエアロ、マフラー、キャブ、オーディオ、そしてニトロなどの社外パーツでカスタムして楽しむこともできます。修理完了してもまだまだスタートライン!やることは絶えなそうです。

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他にもお買い物したり…(田舎すぎてガソリンスタンドの売店でしか経済活動できませんがw)

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フィンランドらしくサウナに入ってみたり…(ヒーターを放置すると自宅が全焼します)

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離島のコテージで魚捕りや本格薪サウナ、花火を楽しんだり…

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スロットで小銭を稼いだりもできます。箱庭ゲーらしく人を轢いたり殴って昏倒させたりもできます。やりすぎると逮捕されて禁固刑に(30日とか拘留されます)。暴力メインのゲームではないので何しても効かない人もいますし武器もないのですが、悪態付いたり中指立てたりオシッコひっかけたりといったことはできるので主人公がクソ野郎であることに変わりないと思いますw

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だだっ広く、基本的に何もなく、不便極まりない90年代のフィンランドの片田舎でクソ野郎を死なせないように操作して過ごす・・・メインの内容はポンコツの維持整備ですし、画質も最近のゲームとしてはポリゴンじみててそれほどリアルではない・・・そしてゲーム中の至るところで開発者の悪意を感じるようなだいぶヘンテコでマニアックなゲームですが、プレイしてみると他に類を見ない、何とも言えない濃い味があってめちゃくちゃクセになります。日常生活のちょっとした動作や運転時の、普通のゲームでは省略されて当たり前なめんどくさいアレコレをMSCでは一々しなくてはならないところもある意味では没入感を得られて新鮮というか、リアルなライフシムとしての大きな個性になっています。日本語対応もなく英語字幕&フィンランド語表記のみの対応ですが、値段も安いのでクルマ好きならぜひプレイしてみてください。運転操作自体は技術がなくてもOKです(オートクラッチ有り)。ちょっとした整備の勉強にも役立ちそうな気がします。


最後のこの墓石は墓地にあるのですが、テストプレイヤーの名前がずらっと刻まれています。開発者にテスターが供養されるくらいですから、色々確信犯なゲームなのは間違いないですw
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