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懐中しるこを食す

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インスタント食品というと戦後に開発されたインスタントラーメンが真っ先に思い浮かびますが、それよりもずっと昔の江戸時代には“懐中しるこ”なるものがすでに存在していたのだそうです。頂き物でその存在をはじめて知ったので、物珍しさ(?)からレビュー的なものを書いてみます。


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今回紹介するのは享和三年(1803年)に創業された老舗京菓子屋、鶴屋吉信の懐中しるこです。調べてみると懐中汁粉は色んなメーカーから販売されているのですが、こちらは結構な高級品でひとつ270円もします。手のひら大のハンペンのような麩焼きは硬くてペタペタしてます。

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この麩焼きの中に粉末状のあんこが入っています。原料は小豆、砂糖、塩だけと非常にシンプルな構成です。粉は非常にサラサラしていて、外殻を割るとドバっとこぼれるので要注意です。

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割ったものにお湯を注ぎ、よくかきまぜたらおしるこの出来上がりです。細かく割ったので見た目が悪いですが、ふやけた麩がモチモチで本物の餅にかなり近い食感なのにはビックリしました。

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かき混ぜ方が足りなかったようで、味は薄味なのね・・・なんて思っていたら底のほうにドロドロが溜まってました。お箸にまとわりつくくらいトロみがあり、小豆らしい粒々感のある舌ざわりです。
餅やあんこの食感、味といいお汁粉としての再現度が想像をはるかに超える高次元でした!ラーメンに負けないくらいかそれ以上の再現度だと思います。昔からこんなすごい即席食品があったなら後に日本人がインスタントラーメンを開発できたのも何ら不思議ではありません・・・w

まだまだ寒い今の時期ですが、アウトドアでコーヒーを淹れて飲む代わりに懐中しるこを作ってみたらさぞかし風流だろうなぁと思います。コーヒーツーならぬしるこツー、いかがですか?(ぁ


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