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カブ110━━━━(゚∀゚)━━━━ッ !!!

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2015年の5月、タンデム中の事故に巻き込まれ半年間の入院、そして長いリハビリ生活を送り、右足に結構な後遺症が残ったことによってもうバイクは諦めたつもりでいた時もありました。あれからおよそ三年、ケガの傷は死ぬまで消えませんが、諸々の条件が整ってようやく大好きだったバイクに再び乗り出すことができました。応援してくださった方々には本当に感謝しています。そしてやはり、自分はバイクがないとダメな人間だということも分かりましたw 本日納車されたのは原点回帰の国内生産化・ビンテージルックの復刻を伴って話題になっている新型ホンダ・スーパーカブ110(JA44)です。一月の終わりに注文したので納期はかなりかかりましたが、待たされた甲斐のある良いバイクです。ベーシックバイクの超基本形ともいえるカブなのでリターンライダー(というには早い?)にもピッタリです。ファーストインプレッションは続きから!


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去年の11月から発売されている2018年モデルのカブです。噂では郵政カブなどの入れ替えに生産を注力しているためらしく納期がやたらと長いバイクでした。5chのスレなどを見ていると最近ぼちぼちと納車ラッシュが起きているようで自分もその流れに乗ることができたようです。

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以前の中国生産&角目のときは食指が微塵も動きませんでしたが(好きな方ごめんなさい・・・)今回の大変更はとても嬉しく、バイクファンのひとりとして買って応援しなきゃという気持ちで購入したところもあります。今年で生誕60周年を迎えるホンダのスーパーカブ。形こそ変われど基本設計は一貫している歴史あるバイクですから“カブ”らしい見た目であることも重要な使命なんじゃないかと思います。

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初バイクのベンリィを買った時と同じ駅前の小さなホンダPRO'Sで購入。値引きが2万円、自賠責は二年つけて乗り出し価格27万円強といったところでした。公称車両本体価格と同じくらいなのでこの値段でコミコミになるとは思いませんでした。この辺はお店によるのでご参考までに。

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カラーバリエーションが豊富なのでどれにするかはちょっと迷いましたが、深緑のカブがカッコいいと思っているのでタスマニアグリーンメタリックを選びました。日に当たるとパールがテラテラと輝く上質な色です。50ccモデル限定のイエローもかなり惹かれますが110には無いのが残念です(ショップによっては外装替えで110イエローを販売してくれる所もあるようです)。

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なぜカブを選んだのかというと先にも述べたホンダの英断への応援もありますが、片足が悪いのとブランクが空いたのでいきなり重くハイパワーなバイクは避けたほうが良いという判断です。そんなにお金も無いし実際マトモに乗れるのかも現車が来るまで分かりませんでしたしね・・・。

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速く走らなくても楽しめるバイクが好みなのは今まで所有してきたバイクのリストからも分かっていただけると思います。カブはまったり走ることこそが一種のカルチャーになっているようなバイクですしね。他に考慮していたのは色々ありますが主にはモンキーと新型クロスカブ。モンキーは絶版となってからすでにプレミア価格が付きだしています。キャブ車、FI車ともにタマ数もカスタムパーツも豊富で盆栽や車載ツーリングでも非常に楽しめそうなのが惹かれますが、膝が悪いのであのライポジでずっと乗るのはキツそうだと断念。クロスカブはかつてのハンターカブイメージのデザインとなってすごくカッコいい!最後まで迷いましたが飽き性なのでどんなスタイルでも似合う、飽きの来なさそうなスタンダードタイプを選ぶことに。あとプレスカブへの未練…?

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原付二種なので法定最高速度は60km/h、高速道路や自動車専用路には乗れませんがそのかわりに維持費、とくに保険料が低廉なのも魅力です。自動車の保険のファミリーバイク特約を使えば保険会社にもよりますが大体年間1万円弱で手持ちの原付は何台でもちゃんとした保険を適用させることができます。特約は配偶者や同居の親族、別居の未婚の子にも適用されるので若い人や学生さんなんかは親の保険にファミバイをつけてもらえばものすごくお得です。クルマないけど!という人は126cc以上のバイクに任意保険をかけている場合そちらにファミバイをつけることも可能です。公道を走る以上ほんとに何があるか分からないので保険はしっかり!

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「バイク買ったんだよ!」『えっ何買ったの?』「カブ!!」『あー』という反応はやっぱりされますねw 新聞や郵便の配達で見かける機会の多い業務用バイクというイメージは世間に浸透しています。実際にカブは出自から基本的にデイリージョブのツールであり、その安価さや堅牢さを活かしてファンバイクとしても人気を得ているのはバイク好きの間だけの認識なのかなぁなんて思っちゃいます。まぁバイク好きの間ではド定番な選択肢ですが、ホンダはそんなところに活路を見出し、バイク需要自体が全体的に下火な現在、ファンバイク要素を強めて国内生産のプレミアム路線へと舵を切ったように見えます。カブらしさ、堅牢性、そして質感の高さにおいて個人所有するカブとしては今までで最高といっても良いほどのものに仕上がっていると思います。

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詳細を見ていきます。バイクの顔であるヘッドライトはアイコニックな丸目に回帰したものの、LEDライト化によって最新バイクの目新しさも手に入れています。かなり明るく特に被視認性は絶大なんじゃないかと思います。ただ見た目が未来的で癖があるので、気に入らないという人向けには社外パーツでクラシックレンズ化するキットも販売されているのでそちらをお勧めします。

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従来ではレッグシールド同色だったフロントセンターカバーがボディ同色になっています。エンブレムを兼ねたグリルの奥にホーンが備わっており、こんな細かい所にも高級感を感じられます。

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こちらはホンダ純正オプションのフロントキャリア。タイ仕様などの海外向けモデルでは標準装備となっているものもあるためか、車体側には取り付け用のメクラ蓋が初めから存在しています。そこを除去して取り付けすることができます。価格は税込み2,376円と非常に安価。カゴを載せてよし、キャンプ用品を積んでよしで頼んでおいて損は絶対に無いパーツだと思います。

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振動低減のためかバーエンドが備わっています。カスタムのし甲斐がありそうです。

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スイッチボックスがフロントカウルと一体成型化となりました。右側にはウインカースイッチは無く、セルボタンのみ。ブレーキレバーを握らずとも押せば一瞬でエンジンがかかり、インジェクションならではの寝覚めから脈拍の整ったアイドリングを始めます。始動方法はセルのほかにもキックもあり、バッテリーが上がってもキック始動が可能なようです。この辺も信頼のおけるカブたる所以ですね。ちなみにキックは結構重くて以外にも踏みごたえ・かけごたえがあります。

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左側にはヘッドライトのHi/Lo切替、ホーン、プッシュキャンセル式ウインカースイッチ。ウインカーの位置が旧来のものと逆になった上、奥まったウインカースイッチに比べて押しやすい位置にあるホーンボタンと近いので、初めのうちは誤爆ホーンしちゃう人はかなりいると思います。自分は怖いなぁと思いつつもとりあえず今日は大丈夫でしたが油断は禁物です。原付ゆえに周りの車にナメられることは多いのでホーンが押しやすいに越したことはないかもしれません。ちなみにもちろん遠心クラッチなのでこちら側にレバー類はありません。AT限定でも運転可能!

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燃料計(かなりいい加減かも)を兼ね備えたスピードメーター。トリップは無し。110ccだと120km/hまで刻まれています。慣らし運転中なので最高速までは試してません。ギアの守備範囲が広いですねぇ(50・110共に4速ミッション)。ニュートラルインジケーターランプがNの文字の部分だけ光るので質感は高く見えますがニュートラル状態が分かりづらいのは少し不満。

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ハンドルの下のあたり。シフトパターンのラベルに書かれている通り、シフトはロータリーチェンジですが走行時は4速→ニュートラルにならないようになっています。ベンリィやプレスカブでN芋をたまにやっていたのでここは嬉しいポイントです。今日は120km走ってきましたが(3年ぶりのバイクとしては上等な距離だと思いますw)左に見えるコンビニフックが振動で脱落しかかっていました。納車されたての人はそこのネジは気を付けておいたほうが良いかもしれません。

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キーシリンダー。イモビライザーは残念ながらオプションでも設定が無いようですがハンドルロックがメインキー一体型になったので使い勝手と盗難防止性が向上しているのは良いですね。

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こちらは社外品ですがキタコのUSB電源キットです。車種専用設計となっており付属のハーネスを使用してボルトオンで取り付けができるようになっています。2ポートで照明&防滴キャップ付き。ツーリングをするとすれば電源が欲しいなぁと思って納車時に取り付けてもらいました。

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ブレーキは伝統の前後ドラム。最近ではレトロ系車種でもディスクブレーキ採用車が多くなっているので、レトロ感重視ならここは嬉しいポイントです。ディスクに比べてDIY整備もハードルが低いですしね。利きは急制動にはあまり強くありませんが常用では充分といったところ。フロントサスのテレスコピック化によって、従来のボトムリンク式にあったブレーキング時の違和感は無くなっています。そうした面では安心感は向上してると言えるでしょう。タイヤはフロントが70/90R17、リアは80/90R17。とても細い上純正タイヤは中国産なのですが、今のところは怖いと感じるような点はありません。交換の際は国産品にしてみるのも有りかもしれません。

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エンジンは109ccの空冷4ストロークOHC単気筒。公称スペックは8.0PS/7,500rpm、0.87kg・m/5,500rpm。燃料供給にはPGM-FIを採用しWMTCモード値の燃費はリッター67キロだそうです。前モデルからちょこちょこと変更がされていますが一番の違いはカートリッジ式オイルフィルターを追加したことでしょうか。実燃費は分かりませんし、慣らしの段階なので真の実力も分かりませんが、エンジンの印象はトルクがあってそこそこにパワフル、回せば結構加速がついてくる感じでした。カブとはいえ全体的に見て立派に単車してます。110ccもあると遠出しても疲れませんね。静かながら優しい振動、トコトコ感を感じられるのはなんとも人間臭くてカブらしい一面です。60km/h前後から不快に感じるバイブレーションが強くなってくるので慣らしを終える頃にFスプロケを交換してハイギア化したいです。とはいえ純正状態でも意外とワイドレンジなギアリングのようで、選択したギアを持て余すようなシーンもありましたが・・・。

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トルキーとは評したものの、絶対的な速さや加速力では125ccスクーターにまず敵わないとは思います。しかし自分でギアを選択して走ったり、適度な振動・味わいがあったり、そうした要素をバイクらしいとして楽しめる人なら選んでまず後悔は無いだろうと思います。それとゆっくり走ることをまるでカブ自身が肯定してくれているかのような、そんなゆっくり楽しさだったら絶大だと感じました。ちなみに小型バイクながらも触媒が2つもついています。これも時代ですねぇ。

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マフラーはストトトト・・・とものすごく静かな音を奏でます。早朝深夜でも近所に迷惑の無い音量です。慣らし終えたら変えようか、それまで耐えられるか・・・?なんて思っていましたがこの小さな音が存外に心地よく、フルノーマルでこのまま乗るのも大有りなんじゃないかと思います。

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シートは吸盤式。はねあげて現れる燃料タンクは容量4.3L。カタログ燃費分走れれば航続可能距離はおよそ288kmとなりますが、この辺りは追々ブログで報告してみようかと思ってます。

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シフトフィールは評判通りちょっと渋かったり、いまいち入ったか分からないことがありますが、ここは慣らし運転を終えることで改善されるようです。基本的にはチャクチャクとしっとり上質な操作感です。遠心クラッチ車はシフトペダルを踏んでいる間にクラッチが切れるのでここでブリッピングを入れてあげるかゆっくり戻してあげるようにするとシフトダウン時にギクシャクせずに済みます。初めのうちはコツがいりますが、自分はプレスカブでカブの乗り方に慣れていたお陰もあって今は全く普通に運転できています。あとドライブチェーンは420から428へと上位クラス並みのサイズアップを果たしており耐久性の向上が図られています。

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本機からサイドカバーが復活した点も特筆部分です。見た目もいかにもカブらしいですしね。左側はバンド付きの書類入れになっています。容量は正直書類以外は望めない程度でしょう。

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右側はFIヒューズボックスになっています。脱着はプラスドライバーが必要なビス止めとなっていますが、社外品で昔ながらの手回し式ノブが出ているようなのでそちらを導入したいです。

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センターカバーもあって、こちらはバッテリーと車載工具(ドライバーのみ)にアクセスできます。ドライバーのためにドライバーが必要なのは、ハサミを買ったのにパッケージを開けるのにハサミが必要・・・という話を思い出してしまいますw 工具は別で携行したほうがよさそうですね。

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こちらは公式カタログに載ってるキジマのバッグサポートです。カブといえば箱をつける人が大多数ですが、自分はサイドバッグがずっと好きなのでここも押さえておきたかったパーツです。
キャリアとサスの間に挟み込む取り付け方法なのですが、標準キャリアをつけない場合でもバッグサポートを使用できるように専用のカラーが付属する点で中々丁寧な一品だと思います。

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テールライトまわりもウインカー別体式のクラシカルな見た目になりました。言い忘れていましたがシートはモチモチでコシがありお尻が痛くなりません!この辺りは長距離乗車を視野に入れた改良が施されているという話を聞きました。リヤサスは荷物やタンデマーの積載も考慮した設計にはなっているのでしょうけれど硬すぎもせず柔らかすぎもせず、フロントサスとも相まってギャップが苦にならない良い乗り心地を提供してくれていると思います。ここが不満で社外品に替えちゃう人もちょこちょこいるようですが、自分は当面の間このまま乗ろうと考えています。

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付属の取説類。カブ60周年記念の冊子もついてきました。暖かくなってきて桜も見ごろな上、長い歴史を持つカブの記念年にこの新型に乗れて、本当に良いめぐり逢いができたと思います。

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部屋にバイクを入れるとガソリンやゴムの混じった独特のバイクの匂いがして、それを嗅ぐのもまたたまらないひと時です。自分はバイクを持ってるぞと一番実感できる時でもあります。プレスカブの時、いつかまたこの匂いを・・・なんて言ってたのも叶えることができました。超久しぶりのバイク乗車は怪我で降りていたこともあってしばらく慣れないかと思っていましたが、直前に会社の人のベトナムカブを貸してもらって少し練習したおかげか(その時は曲がるのがかなり怖かった)、はたまたカブの素直な挙動特性のお陰なのか、驚くほど早く順応し、完全とはいえないものの昔のカンを取り戻すことができました。この日は120km走って色んな場所に訪れたのですが、色々と文が長くなってしまったので次の記事で紹介したいと思います。ヒザや股関節にはボルトが入りっぱなしで同じところを怪我すると次はもっと面倒なことになります。バイクは合理的な移動手段でもありますが通勤には使わず、これからは気力と体力のある休みの日にしっかりした装備をできる時にだけ乗るつもりでいます。そしてバイクは単なる乗り物以上に、自分にとって特別に好きなモノです。事故には本当に気を付けつつも、これからもバイクを愉しむ人生を送っていけたらなと願います。なんとか戻ってこれたことを本当に嬉しく思う一日でした。
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| バイク・カブ110(JA44) | 23:56 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

納車おめでとうございます!&リターンおめでとうございます!!✨

やっぱりカブは丸目ですよね!
かっこいいです!💡
ちょうど世田谷ベースでもカブ特集が組まれていたりして、自分も一台欲しいなぁと思ったり…

バイクに乗れるくらいにお怪我が回復なされたようでなによりですが、同じライダーとして今後もお互い安全運転で行きましょう!

| fxdb | 2018/04/13 00:22 | URL |

>fxdbさん
ありがとうございます!!
カブは維持費も安く場所もとらないのでぜひ一家に一台を…w
乗る時間をまだほとんど取れていないのですが、命あってこそなので乗れても無茶はしないようにこれから付き合っていきます♪

| KEI | 2018/04/13 23:23 | URL |














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